キューバ人の結婚・離婚

キューバは共産主義国家、結婚と離婚は自由にできるのだろうか? そんな疑問が浮かぶのではと思います。

キューバは1959年の革命以前はカトリック教徒の国として、人口の70%がカトリック教徒信者でしたが、現在は約55%が無信教者と言われています。

これは、革命政府が宗教を解放、自由にした結果、圧倒的多数のカトリック教徒の割合が減少、離婚も多くなったと言います。 宗教の自由に伴って結婚も離婚も増加傾向にあるようです。

中南米の多くの国では、少女が15歳で女性としての成人のお祝いをする習慣があります。 これを“キンセアニェーラ”と呼んでいます。 キンセは15、アニェーラは歳で15歳という意味である。

これは、スペイン、フランスの慣習を引き継いだもので、特にメキシコやアメリカのラテン系アメリカ人は盛大なお祝いをします。

キューバでもこの習慣はあって、特に裕福な家庭では伝統的儀式として行われます。 初めてこの成人儀式の娘さんを見た時、本当に15歳⁈と疑いました。 そのくらい大人びていて、その綺麗さと言ったら・・・ただ驚きの一言です。 

そんなキューバ美人、やはり結婚も早いようです・・・ そして、離婚の多さにもまた驚くばかりです。

離婚しても住居の確保は難しく、別居も思うようにできないのが悩みのタネとか。 知合いのキューバ人は、やはり離婚した奥さんの住まいが確保できず、同じ家でカーテンで部屋を仕切り同居生活を続けていると、嘆いていました。

また、訳の分からない自慢話も・・・ “ 俺は、このカミさんともう20年も一緒にいるんだぜ、離婚もしないで!” 離婚しないと言うのが、“えらい”という自慢になるのです。

離婚は自由ですが、その都度慰謝料を支払ったり、子供の養育費の仕送りなど、かなりの経済的負担があります。 なので、結婚3回離婚2回までが限度かと言われています。

そんな中にあって、取引先だった政府高官のひとりは、4回結婚して、なんと4度目の奥さんは最初の奥さんでした。 そんなこともあるんですね ⁈・・・

タイトルとURLをコピーしました