ヘミングウェイとカジキマグロ

毎年9月にカジキマグロのトローリング釣り大会が、ハバナ中心から車で15分のヨットハーバー ” マリーナ・ヘミングウェイ ” で開催される。

現在⛵ヨットハーバーには、ホテル、ドルショップ、レストランなどが並んでおり、観光のスポットとなっています。

このカジキマグロの国際トローリング大会は、1950年にヘミングウェイが始めたとされている。

4日間で、釣り上げたカジキマグロの重量を競うもので、ヘミングウェイの作品 ” 老人と海 ” にちなんで、『カジキマグロは独力で船まで寄せ付けなければならない』と言うルールも追加された。

第10回大会の1960年には、当時の議長フィデル・カストロが優勝している。ヘミングウェイも2回優勝の実績を誇っています。

キューバをこよなく愛した作家ヘミングウェイは、1899年生まれ。”老人と海 ” を発表したのが、1952年。ノーベル賞を受賞したのが、1954年。1961年自殺、62歳。

生涯の3分の1をキューバで過ごした訳だが、人生の後半はほとんどハバナ近郊のサンパウロデパウラと言われる小高い丘に住み、創作活動をしていたという。

その家は、現在は博物館となっていて、部屋の様子が窓の外から見れるようになっている。4番目の妻メアリー・ウェルシュと住んでいたと言われており、自殺もこの家で拳銃で自害している。

庭には池があり、当時のボートも保存されている。

この小高い丘から彼は何を眺めて暮らしていたのか? 大きな謎である。そこを訪れると、何か感じ取れるかも知れない・・・

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